ガムログ

いいかいベル君、課金は勢いが大切なんだぜ。

アニメ終わったのでダンまち小説の感想を。

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ナァーザさんの人間らしい正直な性格が好きです。


アニメ、駆け足な内容でしたが平穏に終わりましたね。

ヘスティア様の服装とキャラクター性で
注目を集めた状態でスタートしたアニメでしたが、

ストーリーの展開を分かりやすくしつつ
テンポの良さを求めて構成したら
13話でこれで良かったのかなーと思います。

まぁなんと言うか、全話を通してですが、
世界観とキャラクターの説明をするための
設定紹介を軸とした展開のように感じたので、

これで話に興味を持ってくれた人が
小説を買って細かい所まで楽しんでください
ということなのですかね。



私自身、ほとんどライトノベルを読んでこなかった
人生でしたので、久し振りに読んでみた作品となったのが、
ダンまちでした。

arukublog.hatenablog.com


ライトノベルをほとんど読まない人でも感じ取れるような
ラノベ感を漂わせるラノベらしい作品というのは

現在発売されている最新刊の8巻を読んでも
評価は変わりません。

子供っぽいような内容と言うこともできますが、
ラノベを楽しもうって読むくらいの時間ですから、
何もかもを忘れて世界観に浸るには、
少々くどいくらいが丁度良いのかもしれません。



以下、各巻ごとのあらすじと感想を書いていきます。
ネタバレが含まれることもありますので、
各自の判断でお願いします。


1巻

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (GA文庫)

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (GA文庫)

迷宮都市オラリオ──
『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。

未知という名の興奮、輝かしい栄誉、
そして可愛い女の子とのロマンス。

人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、
少年は一人の小さな「神様」に出会った。

「よし、ベル君、付いてくるんだ! 入団の儀式をやるぞ! 」
「はいっ! 僕は強くなります! 」

どの【ファミリア】にも門前払いだった冒険者志望の少年と、
構成員ゼロの神様が果たした運命の出会い。

これは、少年が歩み、女神が記す、

── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──


物語の始まるとなる1巻です。
物語は起承転結で構成されるのが一般的ですが、

これから始まる大きな物語として考えると、
1巻全体で「起」となっているようにも思える。

少年の成長を描く物語であるため、
もしかすると1巻だけではなく最後まで
「起」で構成されるようなことかもしれない。

だけど、その方が冒険らしくてワクワクするではないか。


これからのストーリー展開や
設定の説明とも言えるような内容であったので
大きな出来事はなくとも重要なことが多かったです。

これはどの話の1巻に言えることですけどね。

設定と言えば、
包容力と慈愛に満ちた神様でしたので、
その名前のヘスティアを検索してみたら
どうやら炉の女神だそうで。

家を温かくしてくれるお母さんのような存在の神。

これは母性が凄いわけだ。

この1巻が終了した時点で、アニメは3話までです。

2巻


ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか2 (GA文庫)

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか2 (GA文庫)

「初めまして、白髪のお兄さん」

ベルに声をかけてきたのは、
自ら《サポーター》を名乗る少女・リリだった。

半ば強引にペアを組むことになった少女を不審に思いながらも、
順調にダンジョンを攻略していく二人。

束の間の仲間。

一方で、リリが所属する【ソーマ・ファミリア】には
悪い噂が絶えない。

その先には、人の心までも奪うとされる
《神酒》の存在が──?

「神様、僕は……」
「大丈夫、ベル君の異性を見る目は確かなのさ。神のように、きっとね」

これは、少年が歩み、女神が記す、

── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──

この物語は主人公の成長物語というわけではなく、
迷宮都市全体の流れとそこで暮らす人々全員が関わる
大きな世界観で進行する話ですと表現されたような2巻。

主人公以外の別組織の存在と、その説明。
また、冒険者とその周囲の人々の関係を述べることで
1巻だけでは物足りなかった細かな背景が見えてきました。

その代表的なのが2巻より登場したサポーターのリリです。

サポーターってどんな存在?
どうしてサポーターが必要なの?
人々が生活するためにはどうすればいいの?
神様と冒険者の関係って何ですか?

と気になることが次々浮かんでは解決していく展開。
1から作られた世界観であり、そこを生活をする人たちの
物語であるから、ずっと説明が続いても不思議ではないですね。

むしろ分からないことがあるからこその冒険譚らしいかな。


ここまで読んだ時点で、ヒロイン候補がすでに
5人位はいるので、読者は悩ましい展開なのかも。

ヒロイン候補が増えるたびに
神様が不遇のようにも感じてしまうが、

自分の立場が悪くなっても
全てを優しく受け止める神様凄いって
感想に行きつく。


この2巻が終了した時点で、アニメは6話までです。


3巻

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか3 (GA文庫)

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか3 (GA文庫)

紅い紅い、凶悪な猛牛・ミノタウロス……。

立ちはだかる最強の因縁を前に、
少年は冒険へと臨む──!!

「……君は、臆病だね」
「!?」
「臆病でいることは冒険で大切なこと。
でもそれ以外にも、君は何かに怯えてる」

突如憧れの女性【剣姫】アイズと再会を果たしたベル。
そこで突きつけられてしまった事実。

自分を抉る最大の因縁。
紅い紅い、凶悪な猛牛・ミノタウロス。

少年はそんな自分を情けなく思った。
そして少年は初めて思った。

僕は── 英雄になりたい。

『偉業を成し遂げればいい、
人も、神々さえも讃える功績を』

これは、少年が歩み、女神が記す、

── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──

この世界観にはアビリティだのレベルだの
強さについて様々なステータスがあるわけですが、

結局はどうなったら強いんですか?

という疑問に答えるべき内容が3巻でした。

3巻では主人公のベルくんがレベルアップをします。

レベルアップとはなにか?
レベルが上がるとどうなるのか?
レベルを上げるためにはどうするのか?

一つずつ経験しながら、学びながら進んでいきます。

3巻にもなると登場人物がかなり増えました。
ただでさえ覚えることが多い内容ですので、
人名も全部覚えきれないよってなるかと思ったら、

可愛い女の子ばかりなので、意外と大丈夫でした。
ほら、カワイイ子の名前って忘れないじゃないですか。
ですよね? ねっ?

ですよねー!!

この3巻が終了した時点で、アニメは8話までです。

4巻

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4 (GA文庫)

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4 (GA文庫)

「「「「Lv.2~~~~~~!?」」」」

先のミノタウロス戦での勝利により、
Lv.2到達レコードホルダーとなったベル。

一躍オラリオ中の注目・羨望を集めることとなった
少年の元には、仲間への勧誘が絶えない。


廻り巡る環境。

そんな折――

「俺と契約しないか、ベル・クラネル?」
偶然にも自身の装備を創った鍛冶師の
ヴェルフと出会い、仲間を組むことに。

しかも、彼は圧倒的な力を誇る
《魔剣》唯一の創り手らしいのだが……?


犬人ナァーザ、そして女神ヘスティア、
ベルが交わした2つのアナザーエピソードも収録!

これは、少年が歩み、女神が記す、

── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──

1巻、3巻では主人公の成長を描いていましたが、
2巻では主人公以外の人々にもちゃんと設定された
世界観があって、それぞれの生活があることを知れました。

2巻は冒険者の支援をするサポーターでしたが、
4巻は冒険者の武器を作る鍛冶屋の話です。


主人公を主人公らしく進める王道冒険ストーリーだと、
主人公の武器を強くするために良い武器を作る鍛冶屋と出会い、
その鍛冶屋が提案する条件をクリアして、
新しい装備を入手するっていう展開が多いですが、

ベルくんは常に主人公ではなく、
時には街の住人、または一人の一般冒険者になります。

その際は、街で生活する別の住人が主人公になるのです。


主人公は人と限らず、世界全体であるかのようなもので、
そのために視点変更が多く、読者に理解力が要求されることも。

すんなり世界観に入れれば、逆に今後の展開も理解できそうな
街の住人に慣れるような可能性を教えてくれる4巻でした。

今回出てきた鍛冶屋ですが、
鍛冶屋まで女の子というわけではなく、
頼れる兄貴って感じの人で、男心にグッとくることも。


この4巻が終了した時点で、アニメは9話までです。
小説1巻分をアニメ1話分で凝縮してるぞ・・・!

というわけでこの巻は細かい設定が小説に描かれているので
小説でしっかり読みましょう。


5巻

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか5 (GA文庫)

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか5 (GA文庫)

「リリ達は囮にされました! すぐにモンスターがやって来ます! 」
「…そんな」
「おいおいっ、冗談だろ?」

鍛冶師のヴェルフを加え中層へと進んだベル達。


しかし他パーティの策略により一転、
ダンジョン内で孤立してしまう。


ヘスティアはベルを救うため、
Lv.4の元冒険者・リュー、
さらには神・ヘルメスと共にダンジョン侵入を試みるが……


「──階層主(ゴライアス)!?」


立ち塞がる最凶の敵が、
ベル達を更なる絶望へと追いつめる。
希望を求め、決死行が繰り広げられる、迷宮譚第五弾!


『限界まで──限界を越えて己を賭けろ』


これは、少年が歩み、女神が記す、


── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──

この物語を大きく区切るとするならば
この巻が一つの節目となると思います。

アニメはこの巻までの展開でした。


仲間が増えた。
武器も新たらしくなった。
知識も得てた。

新たな冒険がようやく始まるという展開で、
今度はダンジョンでの出来事についての設定が!

冒険とは?
ダンジョンの仕組みとは?

今までは人について焦点を当ててきましたが、
この巻では冒険というテーマが中心となっています。

冒険者あるあるを言われたところで、
初見の読者は共感できないですが、
共感の代わりに新たなことを覚えることができます。

この間を経ることで、今後の物語を読む際に、
こんなことが起きるかもしれないなーと
今よりもずっと想像を膨らませて楽しむことができそうです。

また、この巻の終盤に重要なことが書かれていました。
アニメでも最後にちょっとだけ触れられましたね。

主人公がゼウスの孫だって。


少年、君は恵まれすぎたぞ。

以後、アニメでは放送されていない話です。

6巻

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか6 (GA文庫)

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか6 (GA文庫)

「ヘスティア、君に『戦争遊戯(ウォーゲーム)』を申し込む! 」
「な、なんだとアポロン!?」

『戦争遊戯(ウォーゲーム)』


──対立する神々の派閥が総力戦を行う神の代理戦争。
勝者は敗者の全てを奪う。そして敵神の狙いは──


「君の眷族、ベル・クラネルをもらう! 」


戦争開始まで期限は一週間。
更に追い打ちをかけるように今度はリリが捕らえられてしまう!


もはや絶望的な状況。
それでも少年と『出会い』、
幾多の『冒険』を経た絆が今ここに集結する。


全ては勝利のために!

『上等だ、アポロン! 僕等は受けて立ってやる、
この戦争遊戯(ウォーゲーム)を! 』

これは、少年が歩み、女神が記す、


── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──

5巻までは人々の生き方とダンジョンを中心とした展開でした。

6巻では都市生活と派閥についてのお話です。

モンスターと戦うだけではなく、派閥抗争もあるんです。
有名な冒険者は自分の派閥に引き抜こう。
引き抜けないなら相手の派閥を壊して奪い取ろう。

こんな抗争だってね。

冒険者の戦いは、都市生活での出来事は
まだまだ知らないことが多く、
それに巻き込まれながら経験していく。


正直、架空の生物であるモンスターとの戦いよりも、
人間同士の人間らしい派閥抗争の方が
感情移入もし易くて楽しかったです。


あと、アニメはこの巻までやってほしかった。
この巻は展開が熱くて、とにかくスッキリしました。

アニメが気に入った人は
6巻だけでも買ってみて読んでほしいです。

7巻

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか7 (GA文庫)

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか7 (GA文庫)

新生【ヘスティア・ファミリア】始動!


『戦争遊戯(ウォーゲーム)』という激戦を乗り越え、
新に眷族となったリリ、ヴェルフ、そして命。


ベルのもう一つの家族。深まる絆。だが、


「ここは私達のホーム、女主の神娼殿さ」


命を追ってベルが迷い込んでしまったのはオラリオの歓楽街。
【イシュタル・ファミリア】が管理する『夜の街』。


「私はこの歓楽街に買われた身です」


そこで少年は囚われの身である極東の少女、
春姫と出会う。


蠢く陰謀に呑み込まれるベルが下す選択は──。


『これっきりでいい、なろう、あの人の英雄に──』


これは、少年が歩み、女神が記す、


── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──

今まではどこか子供っぽさがあった冒険話でしたが、
7巻は娼婦の話です。

迷宮都市生活を描いていますからね、
そりゃー生活にも色々ありますし、
性生活だってさ。


と、一気に大人の内容にしてしまった7巻です。


6巻に引き続き、都市生活の一部を描いていますね。
そして、今回も派閥抗争です。

7巻では今まで最強だと思っていた剣姫アイズよりも
強い冒険者が次々と出てきます。

主人公のベルくんはアイズに憧れているのに、
それより強い人がまだまだいるとか迷宮都市やべーぞ。


このことにより、この物語はまだまだ続きますよと
言っていることが分かりますね。

嬉しい事です。


8巻


ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか8 (GA文庫)

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか8 (GA文庫)

──王国(ラキア)軍出兵。


軍神アレス率いる王国軍の突然の来襲。
迷宮都市へ進撃する軍勢その数、三万。
迫りくる軍靴の音に、オラリオは


──何も変わらなかった。


「せっかくだし、たまにはベル君達には羽を伸ばしてもらうさ」


強過ぎる冒険者達の手によって市壁の外で
侵略者達の悲鳴が上がる中、オラリオは平穏な日々を過ごしてゆく。


小人族(パルゥム)の求婚、
愛しのボディガード、
街娘の秘密、
神々への恋歌


──そして女神が紡ぐ愛の歌。


神と子供達が送るささやかな日常編!


「ボクはずっと君の側にいるよ、ベル君」

これは、少年が歩み、女神が記す、


── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──

8巻は今まで緊張するような展開を読まされてきた
読者を癒すためだけの至福の巻です。

お疲れ諸君。おめでとう!


もしもアニメ2期があるとしたら、
この8巻だけで4話くらいは費やしてほしいです。


各登場人物の恋愛話で構成されています。

神も冒険者も、役人も。

様々な恋愛話が詰め込まれただけの照れくさい内容。

照れくさい内容なだけあって、
照れている各キャラクターの表情は素晴らしいです。

次の巻はまた戦いが始まるんだと思うと
8巻の世界に引きこもりたくなるような内容でした。



正直、こんなに好きになる作品だとは思っていませんでした。

私ももうおっさんだし、
冒険話とか付いていけないなーと決め込んでいましたが、

おっさんだからこそ、非日常的な世界観を求めていたのかもね。


読み始めることをあの時選べてよかったです。